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Top Page > 2016年03月
Air+割④

去年辺りから、エクスペディア「Air+割」という割引システムを積極的に推しています。
TVCMでもバンバン流れているので、見たことがある人は多いんじゃないでしょうか。

その売りは何と言っても、
「航空券とホテルを同時に予約するとホテル代が最大全額タダ!」
というもの。

海外旅行において最もお金がかかるのは通常、航空券代とホテル代ですから、単純に言えば航空券代だけで旅行に行けてしまうことになります。
(もちろん食費やお土産代はかかりますが)

こんなうまい話があるのなら、活用しない手はないのですが。。。

ここで気になるのは、 「そんなことしてエクスペディアはもうかるの?」ということ。

旅行会社もビジネスですから、無条件にうまい話なんてそうそうないわけで、こういったシステムを推す理由があるはずですよね。
ということで、今回はこのAir+割の仕組みについて少し掘り下げてみたいと思います。


 1, あくまで”最大”100%OFF。

モールやデパートのバーゲンでよくある話ですが、よく見ると%の前に「最大」という言葉がついていますね。
つまり、無料になるホテルは一部ということです。

「無料」でそれなりの満足できるホテルが取れたらラッキー、くらいに考えて、そうでなければやはり、ある程度のホテル代はかかると見込んでおいた方がいいと思います。


2, お目当てのホテルが対象になっているとは限らない。

さらに、Air+割の対象となっているホテル自体がそもそもエクスペディア側で限定されています。
対象でないホテルはAir+割で検索してもそもそも出てきません。

洋服のバーゲンなどでも、「セール除外品」と書いてある品物ってありますよね。
値引き対象にしなくても十分売れるような商品、値下げしすぎるとブランドに傷がつくような商品はバーゲン価格になりません。

それと同じで、人気ホテルであればあるほど、Air+割の対象外である可能性は高いわけです。


3, 大幅割引は「キャンセル不可」or「キャンセル料あり」が多い。

エクスペディアの言う「ホテル代100%OFF」にはさらに条件がつきまして、
そういった価格オファーのほとんどが、「キャンセル不可」か「キャンセル料あり」になっています。

つまり、仕事の都合や体調不良などで旅程を変えなければいけなくなった場合、ホテル代 or キャンセル料が丸損になってしまいます。

最近はキャンセル無料のお得な価格オファーが山ほどありますので、キャンセルが自由にできない点は旅行者にとって大きなデメリットです。

4, 複数ホテルの予約に適用できない。

細かい点ですが、航空券予約と同時にできるホテル予約は1つのみなので、2つ以上のホテルを予約したい場合はどれか1つのホテルにしか適用されません。
例えば自分はスペインに行った際、マドリッドに滞在した後バルセロナまで電車で移動しましたが、その場合はマドリッドとバルセロナで2つのホテル予約が必要になります。しかし、Air+割で割引になるのはその片方だけです。

ということで、Air+割では、途中でホテルを移る場合の全行程のホテル代まではカバーできません。


5, 結局早めにホテル予約することになる。

Air+割を使う場合、利用者は通常より早くホテルを予約することになります。
というのは、個人旅行の計画を組む場合、一般的には先に航空券を予約してホテル予約は後で行いますが、Air+割では同時に予約しないといけないからです。

なぜ通常、ホテルは後から予約するかというと、、、
・航空券は満席になるリスクがありますが、ホテルは泊まるところがなくなることはまずない。
・航空券はJALの「先得」やANAの「旅割」に代表される通り早めに予約した方が安いが、ホテルの場合はある程度直前になってから予約した方が安くなることが多い。
といった理由からですね。

つまり、Air+割では旅行者はホテルを「先行予約」しているようなものです。
エクスペディアとしては、早い時期から「航空券+ホテル予約」が取れるわけですから、大きいメリットですね。

一方、利用者にとっては、かなり早い時期から計画を固めさせられることになるので、逆にデメリットです。


6, 補完制度として「後から予約」も用意されているが。。。

「航空券とホテルを同時になんて決められない」「2つ以上のホテルを使いたい」というような場合に、補完制度として、「後から予約」というシステムも用意されています。

Air+割②

同時予約ほどは値引率は高くないが、航空券予約から10日以内であればホテルにも割引価格を適用する、という制度。
キャンセル料無料のホテルも含まれます。
これまで書いてきたような、Air+割のデメリットを補ってくれる制度ではありますが、割引率も下がりますので、お得感はぐっと減ります。


【結論】 Air+割が利用者にとって得かはとても微妙。。。

ということで、色々Air+割の揚げ足を取るようなことを色々書いてきましたが、要はAir+割というのは、モールやデパートでのバーゲンと同じ理屈です。

① あくまで”最大100%”OFF。⇒ まさにバーゲンで使われる表記。
② お目当てのホテルが対象とは限らない ⇒ 売れ筋商品はバーゲン対象外。
③ 多くが「キャンセル不可」or「キャンセル料あり」 ⇒バーゲン品のため返品不可。
④ 複数ホテルに利用できない。⇒おひとり様1点限り。
⑤ 結局早めに予約することになる。⇒「先行予約に限り限定特価」的な話もありますよね。

ってな感じで考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

エクスペディア側としては、航空券販売で最低限の利益は取れますから、一部のホテル代を激安(もしくは無料)にしても対象ホテルさえ選定しておけばで元が取れる、という計算が成り立っているのだと思います。
ホテルのキャンセル条件のついている同時予約であれば、航空券の方のキャンセル率も減るというメリットもあるでしょう。

逆に言えば、「航空券さえ当社で予約すれば、希望のホテルを全泊無料にします」なんてことはビジネスとして成り立たないので、利用者はそこはくれぐれも誤解しないようにしてください。

では、利用者にとってAir+割はお得なのかというと、同じ時期に予約した場合で比べると、普通に航空券とホテルを別々に取るより若干得にはなると思います。

ただし、上にも書いた通り、ホテルというのはある程度直前の方が安くなることが多いので、そこまで考慮した時には、本当にAir+割がお得かは微妙です。

ということで、あまり色々なホテルを検索するのが面倒で、航空券もホテルも一緒に取ってしまいたいという人にはAir+割はおすすめできると思いますが、ある程度旅慣れた人にとってはケースバイケースですかね。

ただ少なくとも、「航空券とホテルを同時に予約するとホテル代が最大全額タダ!」と聞いて一般に想像するほどは得にならないことは、わかっておいた方がいいかもしれません。


自分個人は、やはりHotelsCombinedで探す方が好みですかね。
場合によってはAir+割の方が安くなるケースもあるかもしれませんが、ホテルの選択肢や予約する時期が限定されることを考えると、正直あまり魅力的には映らず。

Hotels Combinedはこれですね↓


おかげさまで長い間読者の方々の支持をいただいて、安定的にブログ収入にも貢献してくれています。

※使い方のわからない方はこちらを参考にしてください。
ホテル予約サイトの上手な活用術("Hotels Combined"の場合)


ということで、今回はAir+割を考察してみました。

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たまたまドバイで働くことになった男の旅行記。
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S:一生に一度は行きたい
A:訪れて損はなし
B:この地域に来たら行きたい
C:良いけど、省略可
D:行かなくてもいいかな
(まあ、基準は適当です。)

時々、ドバイの近況も載せるのでのぞいてみてください。

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