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    多忙で年明けからブログの更新が滞っていました。
    最近あまりに不定期すぎて反省しております

    今回は久々の更新ということで、旅行記はちょっと置いておいて、
    私が働いている中近東・アフリカ地域の大国・
    エジプトの情勢について少し触れてみたいと思います。

    日本でも大ニュースになっていますが、
    1月28日にエジプトで大規模なデモが起こり、
    国全体が大混乱状態に陥りました。

    実は私も前日の1月27日夕方まで、カイロに出張していました
    これまでもデモは起こっていたものの、まだ比較的小規模で、
    27日時点ではカイロ市内も平静を取り戻しており安心していましたが、
    まさか28日がここまでの騒乱となるとは。。。

    まさに危機一髪のところでカイロ脱出となりました


    ただ、このエジプトの大混乱、日本人には
    何が起こっているのかよくわからん。」という人も多いと思います。

    実際、4年も仕事で中近東を担当している自分でも、
    アラブの政治事情ってなかなか理解できません。

    今回のエジプトの問題も、正直十分に理解し切れていないのですが
    しょっちゅう出張で訪れている国の一大事ですから、
    自分なりになるべく簡単に書いてみたいと思います。
    (間違っている部分もあるでしょうがご容赦を。)


    まず、このエジプトという国なんですが、
    アメリカなどと同じように「大統領」がトップに位置する国で、
    大統領の任期は6年です。

    それなのに、実は30年間も、
    今のムバラク大統領がトップの座を維持し続けてきました。

    普通に考えたらありえないですよね。
    でも、これは今のムバラク大統領に限ったことではなく、
    エジプトでは長い間、大統領は一度なったら、死ぬまでその人が大統領を
    務めるという状況が続いてきたんです。

    なんでこんなことが起きるのか?

    それは、いわゆる独裁だからです。

    北朝鮮を考えるとわかりやすいかもしれません。
    金正日を追い落とす勢力なんて絶対に北朝鮮にいないでしょ?

    エジプトが北朝鮮と同じ、というわけではないのですが、
    トップが絶対的権力を持ち、対抗勢力が増大しないように弾圧してきた、
    という意味では共通しています。

    ムバラク大統領は軍出身者で、エジプト軍隊の支持が厚かったのに加え、
    親米路線でアメリカの支持もバックにつけ、
    対抗勢力である「イスラム主義勢力」を完全に弾圧し、権力を欲しいままに
    してきました。

    そしてそれが可能になるのは、イスラムの国にはほとんど、
    アメリカや日本のような「公正な選挙制度」がないからなんですね。

    まだ国自体が近代化していない、というのもありますが、
    イスラム教はもともと、「神が全てを決める」という考え方なので、
    「国民が決める」という考え方の民主主義が浸透しにくかった、
    というのもあると思います。

    こういうわけで、ムバラク大統領の地位は安泰だったわけです。
    83歳の今まで、誰も辞めろなんて言わなかったのですから。
    日本のように「支持率」なんて全く関係ないのですよ

    もちろん、それでも政治がしっかりしていればよいわけですが、
    独裁体制になると政治には腐敗がつきもの。

    エジプトの場合も、政治の腐敗がひどくなります。
    不正選挙や賄賂などで軍や高級官僚が私腹を肥やし、
    貧富の差がどんどん広がっていきました。

    ただでさえ貧困層は生活が苦しいのに、
    世界的に物価が上がり、職にありつけない若者が増え、
    庶民の政治への不満は潜在的に高まっていきます。

    しかし、上に書いた通り、ムバラク大統領の権力は絶大で、
    しかも軍も付いていることから、反抗する手立てがありません。
    改革を唱えるリーダーもなかなか出てきません。

    そんなとき、同じイスラムの独裁債権であるチュニジアで
    「ジャスミン革命」が起きます。
    これを契機に、ついに抑え付けられていたアラブ庶民の鬱憤が爆発した、
    ということです。

    「今まで意志と権利を持たなかった庶民が立ち上がった」わけですね。


    どうでしょう。
    エジプトの騒乱の背景について、少しは参考になりましたでしょうかね。


    ただ、今回の大規模デモには危うい側面も多分に感じさせられます。
    その辺の危うさについて、もう一回だけ次の記事で書いてみたいと思います。

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    Author:kentaro3787
    たまたまドバイで働くことになった男の旅行記。
    「感受性がない」とよく言われる自分が、冷めた目から各場所を”旅行的おすすめ度”S~Dで評価してみます。

    S:一生に一度は行きたい
    A:訪れて損はなし
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    D:行かなくてもいいかな
    (まあ、基準は適当です。)

    時々、ドバイの近況も載せるのでのぞいてみてください。

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