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    UAEがイスラム国への空爆を再開したと発表しました。

    先日、人質となっていた日本人2人が殺害されたばかりで、
    中東方面への旅行については慎重にならざるを得ないと思いますが、
    さらにこういうニュースが流れると、
    「ドバイは相当危険なんじゃないか?旅行なんて到底無理じゃないか?」
    と考えるのが自然でしょう。

    では実際、今、ドバイ旅行に行くのがどのくらい危険なのか?

    不安を抱えて旅行するのも楽しさ半減ですし、気になる人は旅行を延期するのも一つの選択肢だと思いますが、既に旅行計画が決まっていて迷っている人もいると思うので、ご参考までに自分の見解を書いておきます。

    まず、基本的なこととして、わかっておくべきなのは、
    イスラム国という武装集団は世界的組織ではなく、あくまでイラクとシリアのみに活動拠点を置く組織だということ。

    今、彼らはシリア国内での覇権を争っている状況であって、基本的にはシリアの中で活動しています。

    「イスラム国が海外でもテロを起こすんじゃないか??」的なことがよく言われますが、これはイスラム国自体が組織立って何かを外で起こすというよりは、イスラム国に影響を受けた組織や人物が刺激を受けて何か起こすんじゃないか、という不安が基本だと思います。

    ですので、ドバイにおいて、
    「UAEが空爆した見返りにイスラム国から攻撃を受けるんじゃないか」
    「UAEが空爆した見返りにUAE内のイスラム国系組織がテロを起こすんじゃないか」
    というのはやや行きすぎた発想です。

    それを言い出すと、既に「敵」として名指しされてしまった日本という国の中の方が危険な状況にあると言ってもいいでしょう。

    そうなると、考えるべきリスクとしては、
    「イスラム国の影響を受けた過激思想の人物や組織がUAEに入り込んでテロを起こす可能性」ですが、その可能性はもちろん0ではありません。

    日本のように「アラブ人が目立つ」ような場所ではないので、シリアからUAE国内に過激思想の人が入り込むことは、日本と比べても可能性は高いでしょう。

    ただ、ドバイというところはもともとこの種のテロの標的になりにくい特徴があります。

    まず一つは、ドバイがアラブ諸国の中では飛び抜けてイスラム教色の薄い場所であること。

    敬虔なイスラム教思想の強い国ではどうしても、その中で過激思想に走る人間同士が集まって「テロ組織」が構成されやすくなりますが、ドバイはイスラム教地域ではありつつも、現実のイスラム教人口が少ないので、宗教を軸にした対立が起こりにくい状況にあります。

    仮にあるUAE人が、イスラム国に感化されてドバイに舞い戻ったとしても、テロを起こすための受け皿としての組織がそもそもできにくいので、テロにはなりにくい、という理屈です。

    そしてもう一つは、「人口のほとんどが外国人」であることです。

    ドバイには世界のありとあらゆる国から労働者が集まっており、人口のほとんどを外国人が占めます。
    まさしく「人種のるつぼ」です。
    そのような場所でテロを起こしても、シリア国内の覇権争いどころか、全世界を一気に敵に回すことになります。

    UAEという国は形上イスラム教国家ではあるものの、実態は外国人の集まりなので、そこで何かを起こすメリットがない、というのが実際のところです。
    これまで一度もテロが起こったことがないのもそういう背景が一因にあるのでしょう。


    また、「日本人が今、中東なんかに行くと、イスラム国の標的にされるのでは?」という心配もあると思いますが、その観点で見ても、ドバイはリスクは低いと思います。
    中国人や韓国人やフィリピン人といったアジア人がわんさかいるので、日本人が目立つような環境では全くありませんので。

    日本人がドバイを訪れる上での危険度への影響は、かなり小さいと思います。
    (これがヨルダンくらいの日本人が目立つ環境になると、ちょっと別ですが。)

    実際、ドバイには自分の会社の駐在員とその家族たちも以前と変わらず普通に生活していますし、他の会社も含め退避させるような動きは今のところ全く出ていません。
    エジプトでクーデターが起きた際には、国外退避する日本人が相次ぎましたが、今回のUAEのケースはそういった安全上の緊迫した状況とは全くかけ離れたものです。

    もっと本質的な話をすると、そもそもUAEはこれまでもイスラム国への空爆を行ってきたわけで、今大きく事態が変わったわけではありません。
    ヨルダン人パイロットが拘束されたのに配慮して昨年12月に一旦停止していたのを、今回、ヨルダン人パイロットが殺害されたことが発覚したことで、1か月ぶりに再開した、という話です。

    これまでも欧米のジャーナリストがイスラム国に殺害された映像が流れ、UAEも空爆を行っていました。
    ただ、日本人が目に見える形で絡んでいなかったので、そこに焦点を当てて日本で報道されてこなかっただけです。
    そういった状況下で特にドバイの治安が問題視されていなかった中で、イスラム国の拠点に入った日本人が犠牲になった途端、「ドバイは危険だ!」と騒ぎ出すのも、何だか極端なリアクションのようには感じます。

    もちろん、100%安全という保証はできません。
    イスラム国に入信したUAE人が、母国に戻ってテロを起こす、なんてことも可能性としてはあります。

    不安な気持ちがぬぐえない人は、イスラム国問題が解決するまで待ってから旅行を企画するのもいいかもしれません。
    いくらリスクが低いと言っても、どこかで強い不安を抱えて旅行するのは勿体ないですから。

    とはいえ、いつになれば「絶対安心」と言えるようになるかはわかりませんが。。。


    と、個人的な見解を書いてきましたが、
    こんな個人の見解だけでは実際に旅行に行く人の客観的な判断材料にはならないと思うので、最後に基礎参考情報を。

    こういった外国の危険度については外務省が責任を持ってウォッチして、「海外渡航情報」というのを出しています。
    客観的な判断材料としてはそれが最も信用できると思っていいと思います。
    実際、海外でのビジネスを行う日本企業も常に、この海外渡航情報に基づいて動いています。

    どうしていいか迷っている人は、外務省の海外渡航情報を見て冷静に判断するのがいいと思います。

    ちなみに現時点では、UAE全域、特に何も注意情報は出ていません。
    一番程度の低い「十分注意してください」も出ていません。

    ↓こちらの地図がわかりやすいです。
    http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=042#ad-image-0

    確かにイスラム国に絡んだ中東情勢がやや緊迫度を増しているのは事実ですので、旅行計画については個人個人の納得できる判断をしていただきたいと思いますが、個人的にはドバイに関しては危険度へあまり影響はないように感じています。

    ※ちなみにヨルダンは全域、注意情報が出ているので、不安を感じる人は旅行を見合わせた方がいいと思います。

    http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=54#ad-image-0

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      2015/03/28(Sat) 18:21- [ URL|Mail ]

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    kentaro3787

    Author:kentaro3787
    たまたまドバイで働くことになった男の旅行記。
    「感受性がない」とよく言われる自分が、冷めた目から各場所を”旅行的おすすめ度”S~Dで評価してみます。

    S:一生に一度は行きたい
    A:訪れて損はなし
    B:この地域に来たら行きたい
    C:良いけど、省略可
    D:行かなくてもいいかな
    (まあ、基準は適当です。)

    時々、ドバイの近況も載せるのでのぞいてみてください。

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