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    為替 海外旅行

    久々のブログ更新になりますが、ここ数日大きく為替相場が動いていることもあるので、今回は「為替」と「海外旅行」の関係についてわかりやすく書いてみたいと思います。

    ここ数年、海外から日本への旅行者が急増中で、「爆買い」という言葉が流行語になっているのは皆さんご存知の通り。
    一方で、日本から海外旅行に行く人は2012年をピークに、少しずつ減ってきています。

    旅行者数

    2013年~2015年の、日本から海外へ出発した人の数の月別グラフですが、見事に少しずつ減ってきているのがわかります。

    日本はアベノミクス効果で株価が上がり、都心では新築マンションが飛ぶように売れているこのご時世に、海外旅行者数がふえていないのは意外に思う人も多いんじゃないでしょうか。
    (まあ、本当に日本全体の景気が良くなっているのか?という別の問題はありますが。)

    日本への旅行者は急増して、日本からの旅行者は減っている。
    この背景には、ここ数年の「円安」があります。

    「円安」とは?

    「円安」というのは文字通り、"円の価値が安くなる"ということ。
    例えば、2012年には1ドル=80円程度だったのが、2016年初には1ドル=120円程度になりました。
    (本日2月14日現在では1ドル=113円程度。)

    USD2

    80円から120円になっているので、「高くなっている」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、それは"ドルが高くなっている"のであって、"円が高くなっている"わけではありません。
    日本の立場から言えば、80円で1ドルと交換できていたのが、120円払わないと交換できなくなったわけで、「円の価値」は安くなっているんですね。
    上のグラフでいうと、折れ線が上に行けば行くほど、円の価値は下がっていくことになります。


    「円安」と海外旅行代金との関係は?

    海外旅行の場合も同じ理屈で、例えば1000ドルがほしい場合、これまでは80,000円でよかったのが120,000円払わなければいけなくなったことになります。
    (実際には両替手数料がかかるのでもっと必要になりますが。)

    単純に考えれば、海外旅行代金が3-4年前と比べて1.5倍もかかるわけですね。
    これではいくら給料がちょっと上がったといっても、そう簡単に海外旅行には行けません。

    一方、海外から来る旅行者にとっては全く逆の理屈です。
    海外から日本に来る旅行者からすれば、1ドル払えば120円も手に入るようになったわけですから、日本への旅行代金は3-4年前の2/3で済むことになります。

    そりゃ、ここぞとばかりに旅行者が日本へ押し寄せるわけですね。

    ということで、我々日本人旅行者にとっては、1ドル=80円程度だった「円高」の頃は海外旅行のバーゲンセールみたいな時期だったわけですが、1.5倍の120円程度になった時期というのは、海外旅行にはあまり適さない時期と言ってもいいと思います。

    逆に、2月に入って一気に5%以上円高になっていますので、このトレンドが続いていくようであれば、2016年は2015年よりお得に海外旅行ができる年になりますね。


    ただし、円安分がそのまま損になるわけではない。

    では、一概に「円安の時期は海外旅行に行かない方がいい」と言えるかというと、実はそうでもないんですよね。
    一番上のグラフにも示した通り、円安の時期は日本からの海外旅行者の数自体が減り気味になります。
    そうなると、各旅行会社としてはコストを下げて顧客を獲得しようと頑張りますから、実際にはそこまで旅行代金が上がるわけではありません。

    飛行機やホテルを自分で予約していく場合でも、そもそも飛行機についてはそもそもJALやANAのような日本の航空会社ならもともと日本円での値段設定ですし、ホテルはうまく探せば結構お得なオファーがゴロゴロしているので、円安=旅行代金が大幅に高くつくとは限らないんですね。

    ということで、基本的には円安の時期でも過度に気にせず海外旅行を選択してもよいと思います。
    こういうご時世には逆に国内旅行に人気が集まって、意外と海外旅行の方が穴場だったりしますしね。

    ただ、現地での観光代・食事代・お土産代といった個別に使うお金は純粋に1.5倍になってしまうので、トータルでは円高の時期より高くついてしまう点はご注意を。


    「円安」というのはあくまで対ドルの話。お得な旅行先はある!

    ニュースなどでは毎日のように「円高」「円安」という言葉が飛び交っていますが、多くの場合、これはあくまで対ドルの話です。

    もちろんドルは世界で最も流通している通貨ですし、中国や香港、また自分が住んでいたドバイなどもほぼドルと為替が連動しているので、円安になると海外旅行代が高くついてしまいますが、実はヨーロッパの共通通貨であるユーロや、東南アジア諸国の通貨は意外と違う動きをしています。

    例えば、世界でドルに次ぐ2番目の通貨であるユーロ。

    EURO

    確かにドルと同様、2012年と比べると円安になっていますが、実は今の水準は2013年とほぼ同じ。
    2014年後半からはむしろ、大きく円高・ユーロ安になってきています。

    ですので、「ヨーロッパ旅行」についてはここ数年の中でも損な時期ではありませんし、積極的に検討していいんじゃないかと思います。

    そして、意外と知られていない今お得な旅行先が東南アジア
    タイやインドネシアでは、対ドルでの急激な通貨安が進んでおり、ここ数年の中では今かなりお得な水準です。

    特にインドネシアの通貨安(ルピア)は特筆もの。

    IDR2

    日本の円安をはるかに凌ぐスピードで安くなっているので、2012年の近年最もお得だった水準に再び近づきつつあります。
    為替で選ぶなら、インドネシアは今、海外旅行先としては間違いなくおすすめです。


    ということで、今回は為替と海外旅行の関係について書いてみました。
    この辺、意外と知らない人も多いと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

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    Author:kentaro3787
    たまたまドバイで働くことになった男の旅行記。
    「感受性がない」とよく言われる自分が、冷めた目から各場所を”旅行的おすすめ度”S~Dで評価してみます。

    S:一生に一度は行きたい
    A:訪れて損はなし
    B:この地域に来たら行きたい
    C:良いけど、省略可
    D:行かなくてもいいかな
    (まあ、基準は適当です。)

    時々、ドバイの近況も載せるのでのぞいてみてください。

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